「台日海洋協力対話」第5回会合が13日、日本の東京で開催された。台湾からは台湾の対日本窓口機関・台湾日本関係協会、外交部（日本の外務省に相当）、国家科学及び技術委員会（日本の省レベル）、海洋委員会（同）、海洋委員会海巡署（日本の海上保安庁に相当）、海洋委員会海洋保育署、国家海洋研究院及び行政院農業委員会漁業署（日本の水産庁に相当）など各省庁・機関による代表団が出席、日本側は日本の対台湾窓口機関・日本台湾交流協会、外務省、海上保安庁、水産庁、文部科学省、環境省などの関係者が出席した。
今回の会合で双方は海洋環境協力、海上安全協力、海洋の科学協力、漁業分野における協力など共に関心を寄せる事柄について率直な意見交換を行い、今後の継続的な対話が重要であるとの認識で一致した。また、「沖ノ鳥」についてのコンセンサスは得られなかったものの、当該海域における漁船の操業問題についても対話と意思疎通を継続し、漁業分野での協力関係のさらなる進展を目指すことで合意した。
双方はまた、海洋廃棄物の問題に効果的に対処するため、「台湾日本関係協会と日本台湾交流協会との間の台日海洋廃棄物の処理に関する協力覚書」に署名、今後、海洋廃棄物に関する調査と処理技術に関する交流ならびに協力を共同で推進していくことになった。
このほか、双方は「台日海洋協力対話」第6回会合を2024年の適切な時期に台北で開催することで合意した。